“かみそりや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
剃刀屋66.7%
剃頭鋪33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薬局や銃砲店や剃刀屋かみそりやはたとひ「知らない」と言つたにもせよ、我々人間の言葉や表情に我々の意志の現れる限り、多少の嫌疑を受けなければならぬ。
或旧友へ送る手記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
千日前「いろは牛肉店」のとなりにある剃刀屋かみそりやの通い店員で、朝十時から夜十一時までの勤務、弁当自弁の月給二十五円だが、それでも文句なかったらと友達が紹介してくれたのだ。
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
天子諒闇の時は、可なり長い期間、臣民は一切剃頭出來ぬ規定であるが、この期間を待ち詫び、官憲の目を掠め、或はその默許を得て、剃頭鋪かみそりやに立ち寄る者が甚だ多い。
支那人弁髪の歴史 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)