“かたかしら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
片髻50.0%
片髪50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は伊江朝貞君(日本キリスト教の宣教師)が師範学校の寄宿合に行って、富永先生(元の高等女学校長)に片髻かたかしらを結って貰ったのを覚えている。
私の子供時分 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
元来那覇では十三歳にならなければ、元服しない(すなわち片髻かたかしらを結わない)規定であったが、私は十一歳の時に元服して、彼等と調子を合すように余儀なくされた。
私の子供時分 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
数カ月経って、髪の毛が長くのびたので、また昔のように片髻かたかしらを結うて、盛んに親戚朋友の家を訪問していた。この年の暮に家の祖母さんが死んだ。叔父は祖母さんの墓参にはかかさずいった。
私の子供時分 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
『王代記』というちょっとした本によれば、彼らは寛文の頃まで大明の衣冠をつけていたが、寛文三年清国の使が琉球に来た時、断然片髪かたかしらを結んで国俗にしたがったということであります。
琉球史の趨勢 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)