“かいこだな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蚕棚85.7%
寝台棚14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その真暗な蚕棚かいこだな式の寝床の間を、突き当りまで行った処で、ランタンの赤い光りが停止している。
幽霊と推進機 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
高潮の力に押し回され、中の間の柱と蚕棚かいこだなとの間に挟まって、動かれなくているうちに水が引き去り、後ろの岡の上で父がしきりに名を呼ぶので、登って行ったそうである。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
と隅ッコの暗い寝台棚かいこだなから、寝ぼけたらしい声がした。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)