“おびまえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
帯前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滴（したた）る血しおが胸から小刀の帯前（おびまえ）まで朱に染めているので、さながら満身が纐纈染（しぼりぞめ）になってしまい、墓場の下から起ち上がった人間でもあるかの如く、見る者の眼を掩（おお）わしめた。
宮本武蔵：05 風の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)