“おじげ”の漢字の書き方と例文
語句割合
伯父家100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少し金があればはれもの出来したり、不幸が続いたりしやして、しま伯父家おじげにも、お鳥が実家さとさも、不義理がかさみやす。確かに御年貢だけは取れやした。
農村 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
去年は草取頃に、婆様にはあかれて、米と桶の銭を島の伯父家おじげに借りさあ行ってことうすましやした。悪い時にゃあ悪い事べえ続くもんで、その秋にゃ娘っ子が死にやしたかんない。
農村 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)