“おおふせど”の漢字の書き方と例文
語句割合
大伏樋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第九回で述べたように、芝田村町からこの日比谷一帯へかけた地下には、徳川時代の神田、玉川二上水の大伏樋おおふせど分樋わけどが相交錯しながら縦横に走っている。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
この正月の三日に黒田豊前守くろだぶぜんのかみ下屋敷しもやしきの金蔵を破るつもりで、お廃止になっている青山上水の大伏樋おおふせどへ麻布六本木あたりから入りこみ、地面の下を通って芝新堀まで行き
顎十郎捕物帳:13 遠島船 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)