“いぬおど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
犬威50.0%
犬嚇25.0%
犬脅25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浪人者の鞍掛藏人くらかけくらんどに言はせると、この脇差は犬威いぬおどしのやうなもので、町人のたしなみに持つたものだらうと言ふこと、武士の魂とは、少し縁の遠い代物しろものです。
侍だろうと怖いものか、よかろう、犬嚇いぬおどし、抜いてかかれ、俺ア杖だ、負けるものか! どうだどうだア!
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それは柳原か日蔭町あたりの古道具屋によくあるガラクタで、紺の柄卷き、蝋塗鞘の、何んの個性もない、犬脅いぬおどかし見たいな脇差です。