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いたらたらき
ふりがな文庫
“いたらたらき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
以平
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以平
(逆引き)
この馬子はもと郵便脚夫で、大樹から
以平
(
いたらたらき
)
まで四里半ばかり、その間に人家が一軒もないところを往來してゐたが、不意の大雪に會つて凍傷を起し、兩足を切斷されたのである。
泡鳴五部作:04 断橋
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
「まはつて見給へ。有馬君は餘り出たことがない樣ぢやが、北海道を知るには、十勝原野を見なければならん。それも秋がよい。四方八方の紅葉した
以平
(
いたらたらき
)
高原の如きは、天下無雙ぢやから、な。」
泡鳴五部作:03 放浪
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
以平
(
いたらたらき
)
で馬を換へた時、ついて來る馬子もなくなつた。そして、三里半、また人家もない檞とすすきとの高原を進まなければならない。義雄は非常に飽きが來た。自分の神經までが單調子になつた。
泡鳴五部作:04 断橋
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
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