“あしのこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蘆湖50.0%
芦湖50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘆湖あしのこから流れているのに違いないと思い、やたらに玉石ばかりごろごろしていて、足の裏が痛くなるし、転びそうになる路を、一郎を背に躓きながら、うんざりする程、進んで行くと
箱根の山 (新字新仮名) / 田中英光(著)
きらり眼前にはがね色に冴えかえった蘆湖あしのこを眺めても、「やあ、海、海」と手を叩き、いかに親父が海と湖と異なるかを説いても、真物の海さえ知らぬ一郎は心から納得顔にならなかった。
箱根の山 (新字新仮名) / 田中英光(著)
そして、芦湖あしのこの底ふかく沈んで行った。武士の情を知るわが武田博士は、『富士』のへさきを下げて、敵勇士の最期をとむらった。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)