“あかやかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赤薬鑵50.0%
銅薬缶50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの焦茶色の天鵞絨びろうどのような柔かな毛は削り落とされたように一本も無かった。赤薬鑵あかやかん! そんな感じだった。
或る部落の五つの話 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
台所に湯気をあげている銅薬缶あかやかんの大きいのを見て、天ぷらやの屋台に立っていた、恰幅かっぷくのいい、額の長く光った、金物問屋の旦那さんの顔を、あんぽんたんまでが思出して、一緒に笑った。