“おちどき”の漢字の書き方と例文
語句割合
落刻100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
灯のつく頃に、だいぶ苦痛に疲れた怪我けが人は、もううめく力も失せたらしい。汐の落刻おちどきに向うのではないか。皮膚の色、吸う息のもよう、刻々と悪いほうへ変ってくる。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)