散歩さんぽ
——そんな風で澄江堂の話はなかなか尽きない。そして、いつの間にか僕らは銀座をあとに京橋を渡り、もう春陽堂の前あたりを歩いてゐた。丸善へでも寄つて、それでおしまひかと思つてゐると、飾窓を一瞥しただけで、 「ところで君。——」とか何とか、澄江堂 …
作品に特徴的な語句
ちか みち
題名が同じ作品
散歩 (新字旧仮名)水野仙子 (著)