新秋の記しんしゅうのき
台所の片隅から吹いてくる あの風ももう秋だ 白い皿の 新豆腐のようにおどろきやすいこころよ 裏の林にきて しばらく夕焼をながめている 川瀬の音 秋風の音 子どものために わくら葉ひろつてふところにする わくら葉にも美しい夕焼がある もう走り …