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『秋風と母』
ふりがな文庫
『
秋風と母
(
あきかぜとはは
)
』
昼少し過ぎてから母の容体が急に変ってきた。妻が呼びに来たので私が慌てて下の家へおりていったときには母は敷きっぱなしになっている小さい蒲団の上に身体をえびのように曲げてしゃがみ、絶えずいきむようなうめき声を立てながら苦痛に抵抗するために下腹部 …
著者
尾崎士郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新小説」1926(大正15)年9月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約19分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
幾度
(
いくた
)
何時
(
いつ
)
然
(
しか
)
若
(
も
)