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『防寒戸』
ふりがな文庫
『
防寒戸
(
ぼうかんど
)
』
昭和十四年の夏、といえば、太平洋戦争勃発の二年前のことであるが、私は北海道の冬ごもりに適した家というつもりで、今の家をこしらえた。こしらえたといっても、何も自分で設計をしたというほどではなく、ただ平面図だけ描いて、O君に頼んだのである。 O …
著者
中谷宇吉郎
ジャンル
技術・工学 > 建築学 > 住宅建築
初出
「北方風物 一巻二号」1946(昭和21)年2月10日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
独逸
(
ドイツ
)
硝子
(
ガラス
)
襖
(
ふすま
)
適
(
かな
)