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『港』
ふりがな文庫
『
港
(
みなと
)
』
港は人生の闘に疲れた魂には快い住家である。空の広大無辺、雲の動揺する建築、海の変りやすい色彩、燈台の煌き、これらのものは眼をば決して疲らせることなくして、楽しませるに恰好な不可思議な色眼鏡である。調子よく波に揺られてゐる索具の一杯ついた船の …
著者
シャルル・ピエール・ボードレール
翻訳者
富永太郎
ジャンル
文学 > フランス文学 > 詩
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
花車
(
きやしや
)
索具
(
つなぐ
)
住家
(
すみか
)
題名が同じ作品
港
(旧字旧仮名)
/
桜間中庸
(著)