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『港に沈んだ鉄片の希望』
ふりがな文庫
『
港に沈んだ鉄片の希望
(
みなとにしずんだてっぺんのきぼう
)
』
浚渫船はいづこの海を浚つてゐるのだらう 鉄片は沈んで沈んで港の底 眇の眸を覗かせるよ ああ気なげな空想を抱いてゐるぞ ねそべつた比目魚が吐きだす泡にぶらさがり ゆらゆら海面に昇つてゆく鉄片の願望よ おをい! 海上遠く、青空映す友だちよ 針魚 …
著者
仲村渠
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
糞
(
マン
)
浚渫
(
さらひ
)
面
(
つら
)
浮標
(
ブイ
)