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『砂上の低唱』
ふりがな文庫
『
砂上の低唱
(
さじょうのていしょう
)
』
満つと見しこの天地は足ずありぬ心を いづちやるも空虚のみ 海の香しめる暁を 今日片時の浜下り 磯の霞に酔ひしれて 哀れ吾が世の夢に泣く 浪路逢かた見渡たして 満潮時を恨み泣く 千鳥の声に胸冷えて 哀れ吾が世の夢に泣く 花葉かざれる海の底 そ …
著者
漢那浪笛
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「琉球新報」1908(明治41)年10月12日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
空虚
(
うゐ
)
天地
(
あまつち
)
詩
(
うた
)
香
(
か
)