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『農村から』
ふりがな文庫
『
農村から
(
のうそんから
)
:
――失業反対――
(
――しつぎょうはんたい――
)
』
——よう戻って来た 娘の手を握りながら 両親は娘一人ふえたこれからの生活を考える 正月だと言って 餅を鱈腹食うて寝ては居れなかった 地主の塀からきこえる 景気のいい餅搗きの音に 餓鬼どもは咽喉をグウグウいわせて駄々をこねた お父うが鍬をかつ …
著者
榎南謙一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「プロレタリア詩」1931(昭和6)年4月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
密集
(
あつま
)
両親
(
ふたおや
)
咽喉
(
のど
)
暢気
(
のんき
)
生活
(
くらし
)