私の日記には日の区ぎりがつけにくい、寝て、起る時間が、いつもあまりに滅茶苦茶だから——。 * 三人の友達が夫々不気嫌の床に就いてゐるので、だが一人は快く起き上つたといふことはきき、暫く会ひ損つてゐるので、会ひたく、兎に角三人のうちの一人でも …
著者 | 牧野信一 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行 |
初出 | 「創作時代 第一巻第四号(十二月号)」文藝聯盟社、1927(昭和2)年12月10日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約4分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約6分(300文字/分) |