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『旧い記憶を辿つて』
ふりがな文庫
『
旧い記憶を辿つて
(
ふるいきおくをたどって
)
』
その頃の絵は、今日のやうに濃彩のものがなくて、何れもうすいものでした。恰度春挙さんの海浜に童子の居る絵の出たころです。そのころは、それで普通のやうにおもつてゐたのでした。今日のは、何だか、そのころからみるとずつと絵がごつくなつてゐるとおもひ …
著者
上村松園
ジャンル
芸術・美術 > 絵画 > 日本画
初出
「都市と藝術 240号」1934(昭和9)年
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
恰度
(
ちやうど
)
春挙
(
しゆんきよ
)
勾欄
(
こうらん
)
栖鳳
(
せいほう
)
膳所
(
ぜぜ
)