神楽(その一)かぐら(そのいち)
こんなに立派な本が出来たのですから、私の序文など必要がない訣です。たゞ、著者への親しみが、何か言はせずに措かないのです。 かぐらと言ふ語の解釈は、西角井さんにも出来てゐると思ひますが、猶少しばかり申し添へて置いた方が、便利かと思ひます。普通 …