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『私の顔』
ふりがな文庫
『
私の顔
(
わたしのかお
)
』
寫眞を出して並べたわたくしの顏は、どれもこれも、みんな違つてゐる。それは、自分の顏であるから、見違へるわけはないが、體つきと、着物と、髮の具合をとりかへたらばちよいと自分でも分明らなからうと思ふのさへある。 その時の氣分がこんなにムラなのか …
著者
長谷川時雨
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「アサヒカメラ」1938(昭和13)7月1日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
分明
(
わか
)
疲勞
(
くた
)
鏡
(
レンズ
)
海豚
(
いるか
)