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『かんしやく玉』
ふりがな文庫
『
かんしやく玉
(
かんしゃくだま
)
』
彼女 隣の女 多田 彼 小森 阿部 アパアトとは名ばかりの、粗末な貸室。左の隅にダブルベツド。右に炊事場に通ずるドア。正面に旧式のシンガアミシン。 三月のなかば。午後四時ごろ。 彼女は、ミシンの手をやめ、縫ひかけのローブを両手で胸にあてがひ …
著者
岸田国士
ジャンル
文学 > 日本文学 > 戯曲
初出
「週刊朝日 第二十巻第二号」1931(昭和6)年7月5日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約15分(500文字/分)
朗読目安時間
約24分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
清々
(
せいせい
)
印
(
しるし
)
吐
(
つ
)
有
(
も
)
糞
(
くそ
)