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『五月の詩』
ふりがな文庫
『
五月の詩
(
ごがつのうた
)
』
昔、武士が三四人集つた話の席で、首をはねられて、首が胴を放れてから歩くことが出来るかどうか、といふ話がでた。先づ歩くことは出来ないだらうと外の者が言ひ合つてゐるのに、たつた一人、いや、歩くことが出来る、と頑張つた男がある。議論の果、ぢや、実 …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「現代文学 第六巻第一号」大観堂、1942(昭和17)年12月28日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
手練
(
てだれ
)
却々
(
なかなか
)
拿捕
(
だほ
)
泌々
(
しみじみ
)
米
(
メートル
)