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『清太は百年語るべし』
ふりがな文庫
『
清太は百年語るべし
(
せいたはひゃくねんかたるべし
)
』
若園君 往昔とつくにの曠野に一匹の魔物が棲んでおりました。人里もなく森林もなく徒らに不毛の曠野がつづくばかりで、日毎々々の太陽は地平線から垂直に登り、頭上をぐるつと一回転して向ふ側の地平線へ没して行くといふ、光と夜のほかには陰といふもののな …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「紀元 第三巻第三号」1935(昭和10)年3月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
駈
(
かけ
)
従而
(
したがって
)
竟
(
つい
)
術
(
すべ
)
詮
(
せん
)