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『山茶花』
ふりがな文庫
『
山茶花
(
さざんか
)
』
ひとの世の男女の 行ひを捨てて五年 夫ならぬ夫と共棲み 今年また庭のさざんくわ 夫ならぬ夫とならびて 眺め居る庭のさざんくわ 夫ならぬ夫にしあれど ひとたびは夫にてありし つまなりしその昔より つまならぬ今の語らひ 浄くしてあはれはふかし …
著者
岡本かの子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「時事新報」1922(大正11)年1月2日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
共
(
ともに
)
居
(
ゐ
)
棲
(
す
)
浄
(
きよ
)
題名が同じ作品
山茶花
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)