『明日』
花園みたいにまつてゐる。 祭みたいにまつてゐる。 明日がみんなをまつてゐる。 草の芽 あめ牛、てんと虫。 明日はみんなをまつてゐる。 明日はさなぎが蝶になる。 明日はつぼみが花になる。 明日は卵がひなになる。 明日はみんなをまつてゐる。 泉 …
著者 | 新美南吉 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
初出 | 「赤い鳥」赤い鳥社、1932(昭和7)年10月 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約1分(300文字/分) |
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