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『決戦川中島 上杉謙信の巻』
ふりがな文庫
『
決戦川中島 上杉謙信の巻
(
けっせんかわなかじま うえすぎけんしんのまき
)
:
――越後守安吾将軍の奮戦記――
(
――えちごのかみあんごしょうぐんのふんせんき――
)
』
馬力にうたる 永禄四年七月三十日。余(上杉謙信)はひそかに春日山城を降り五智の海へ散歩にでた。従う者は池田放善坊という新発意ただ一人。余は時々サムライがイヤになる。自分がサムライであることも、サムライの顔を見るのもイヤになることがあるのだ。 …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「別冊文藝春秋 第三五号」1953(昭和28)年8月28日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約19分(500文字/分)
朗読目安時間
約31分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
香
(
かんば
)
尋
(
ひろ
)
典厩
(
てんきゅう
)
内訌
(
ないこう
)
弾正
(
だんじょう
)