トップ
>
『中庸』
ふりがな文庫
『
中庸
(
ちゅうよう
)
』
この村からは陸海軍大佐が各一名でた。陸軍の小野は南方で戦歿し、海軍の佐田は終戦後帰村した。余がそれである。 余がその村の村長となったのは決して自分の意志ではない。たまたま前村長が病死して、他に適当な人がなかったために、推されるままに引受けて …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「群像 第八巻第六号」1953(昭和28)年6月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約33分(500文字/分)
朗読目安時間
約54分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
仰有
(
おっしゃ
)
倅
(
せがれ
)
堆
(
うずたか
)
拙
(
つたな
)
曾
(
かつ
)
跫音
(
あしおと
)