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『暮の街』
ふりがな文庫
『
暮の街
(
くれのまち
)
』
銀座の通りを歩いていたらば、一つの飾窓の前に人だかりがしている。近よって見るとそこには法廷に立っているお定の写真が掲げられているのであった。 数日前には、前陸軍工廠長官夫人の虚栄心が、良人の涜職問題をひきおこす動機となっているという発表によ …
著者
宮本百合子
ジャンル
社会科学 > 社会 > 家族問題・男性・女性問題・老人問題
初出
「輝ク」1936(昭和11)年12月17日号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
所謂
(
いわゆる
)
抑々
(
そもそも
)
涜職
(
とくしょく
)
科白
(
せりふ
)