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『帰省』
ふりがな文庫
『
帰省
(
きせい
)
』
若夏の入江の西に、 萎ゆる帆を静かにたゝみ、 大船の錨なぐるや、 波止場には、吾かなつかしき 南国の男女のあまた、 すゝみよる、艀むかへぬ。 艀より人力車にうつり、 石原を、左右にゆれて、 店先の軒をたどれば、 かけつるす芭蕉実のかをり 夏 …
著者
漢那浪笛
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「沖縄毎日新聞」1909(明治42)年4月26日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
男女
(
だんによ
)
父母
(
ちゝはゝ
)
故郷
(
ふるさと
)
艀
(
はしけ
)
若夏
(
わかなつ
)