こころ
淋しき日悲しき思ひ 吾が心弄し去んぬる。 あわれその心のすむは、 落寞の森の木ぬれか。 きゝなれし歌のしらべも、 今日も又、明日も消ゑゆく。 消ゑ去るを止むすべきなき、 この心、「総」むなしき。 …