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蚕棚
ふりがな文庫
“蚕棚”の読み方と例文
読み方
割合
かいこだな
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かいこだな
(逆引き)
暗い
蚕棚
(
かいこだな
)
と、襲うような臭気と、蚕の
睡眠
(
ねむり
)
と、桑の出来不出来と、ある時は
殆
(
ほと
)
んど徹夜で働いている男や女のことを想ってみて
貰
(
もら
)
わなければ
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
家の軒下には桑籠が沢山に積まれて、若い女房が
蚕棚
(
かいこだな
)
の前に
襷掛
(
たすきが
)
けで働いていた。若い娘は何を祈っているのか知らない。若い人妻は生活に忙がしそうであった。
磯部の若葉
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
その真暗な
蚕棚
(
かいこだな
)
式の寝床の間を、突き当りまで行った処で、ランタンの赤い光りが停止している。
幽霊と推進機
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
蚕棚(かいこだな)の例文をもっと
(6作品)
見る
蚕
常用漢字
小6
部首:⾍
10画
棚
常用漢字
中学
部首:⽊
12画
“蚕”で始まる語句
蚕
蚕豆
蚕食
蚕児
蚕飼
蚕様
蚕玉
蚕婆
蚕籠
蚕室
“蚕棚”のふりがなが多い著者
伊藤左千夫
柳田国男
島崎藤村
岡本綺堂
夢野久作