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手匣
ふりがな文庫
“手匣”の読み方と例文
読み方
割合
てばこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てばこ
(逆引き)
お光はかう思ひながら納戸へ入つて、用箪笥の小抽斗の
手匣
(
てばこ
)
の中から、短かい鎖の付いた豆のやうな金時計を出して見た。
兵隊の宿
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
それにもこりずに、彼は
手匣
(
てばこ
)
とか行李とかを、もう一度一々性急に、しかも丹念にひっくり返して
検
(
しら
)
べてみるのであった。
あめんちあ
(新字新仮名)
/
富ノ沢麟太郎
(著)
忍藻の部屋へ入ッて見れば忍藻の身の香がするようだし、忍藻の
手匣
(
てばこ
)
へ眼をとめれば忍藻が側にいるようだ。
武蔵野
(新字新仮名)
/
山田美妙
(著)
手匣(てばこ)の例文をもっと
(9作品)
見る
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
匣
漢検1級
部首:⼕
7画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭
“手匣”のふりがなが多い著者
富ノ沢麟太郎
山田美妙
上司小剣
徳冨蘆花
蒲原有明
徳田秋声
中原中也