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慨
ふりがな文庫
“慨”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
なげ
81.3%
かこ
4.7%
ウレタ
3.1%
がい
3.1%
なげか
3.1%
うれた
1.6%
うたて
1.6%
うれ
1.6%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なげ
(逆引き)
若い警官たちは、めいめいの心の中に、この
慨
(
なげ
)
き悲しむ麗人を慰めるため、一刻も早く犯人を捕えたいものだと思わぬ者はなかった。
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
慨(なげ)の例文をもっと
(50作品+)
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かこ
(逆引き)
ぬる湯一杯たまはらん情もなきに、まして他人の
誰
(
た
)
れにか
慨
(
かこ
)
つべき、月の十日に
母
(
はは
)
さまが
御墓
(
おんはか
)
まゐりを
谷中
(
やなか
)
の寺に楽しみて、しきみ線香それぞれの供へ物もまだ終らぬに
ゆく雲
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
慨(かこ)の例文をもっと
(3作品)
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ウレタ
(逆引き)
此は、彼自身も自覚してゐたやうに、国事を憂ふるに値せぬ町人だつたに繋らず、其でも相応に、
慨
(
ウレタ
)
み、歎きはしてゐたのである。
橘曙覧評伝
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
慨(ウレタ)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
がい
(逆引き)
ちょっとでも公卿衆方が時世に
慨
(
がい
)
して、兵書をお講じになられたり、武備についてお心を配られると、すぐに迫害をなさいますようで。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
慨(がい)の例文をもっと
(2作品)
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なげか
(逆引き)
兎角
慨
(
なげか
)
はしく、
苦々
(
にが/\
)
しき事のみ耳目に觸れて、平和の世の
中
(
なか
)
面白からず、あはれ何處にても
一戰
(
ひといくさ
)
の起れかし、いでや二十餘年の風雨に鍛へし我が技倆を顯はして
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
慨(なげか)の例文をもっと
(2作品)
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うれた
(逆引き)
ここにその兄に白して曰はく、「
吾
(
あ
)
は伊豆志袁登賣を得つ」といふ。ここにその兄、弟の婚ひつることを
慨
(
うれた
)
みて、そのうれづくの物を償はざりき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
慨(うれた)の例文をもっと
(1作品)
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うたて
(逆引き)
散りこすな
努
(
ゆめ
)
と言ひつゝ、
幾許
(
こゝだく
)
も
吾
(
あ
)
が
守
(
も
)
るものを、
慨
(
うたて
)
きや
醜
(
しこ
)
ほとゝぎす、
暁
(
あかつき
)
の
心悲
(
うらかな
)
しきに、追へど追へど尚ほし
来
(
き
)
鳴きて、
徒
(
いたづら
)
に地に散らせれば、
術
(
すべ
)
をなみ
攀
(
よ
)
ぢて
手折
(
たを
)
りて、見ませ
吾姉子
(
あぎもこ
)
。
浮標
(新字旧仮名)
/
三好十郎
(著)
慨(うたて)の例文をもっと
(1作品)
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うれ
(逆引き)
おもむろに庭樹を
瞰
(
なが
)
めて奇句を吐かんとするものは此家の老畸人、剣を
撫
(
なで
)
し時事を
慨
(
うれ
)
ふるものは蒼海、天を仰ぎ流星を数ふるものは我れ、この
三箇
(
みたり
)
一室に同臥同起して、
玉兎
(
ぎよくと
)
幾度
(
いくたび
)
か
罅
(
か
)
け
三日幻境
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
慨(うれ)の例文をもっと
(1作品)
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慨
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“慨”を含む語句
慷慨
慷慨家
感慨無量
憤慨
慨然
感慨
慨歎
悲憤慷慨
慨嘆
慨世
慷慨淋漓
大憤慨
感慨深
慷慨悲憤
敵慨心
慷慨悲歌
慷慨激越
気慨
慷慨癖
慷慨的
...
“慨”のふりがなが多い著者
金史良
近松秋江
海野十三
樋口一葉
中島敦
葉山嘉樹
島崎藤村
小島烏水
倉田百三
小栗虫太郎