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周匝
ふりがな文庫
“周匝”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あたり
33.3%
めぐり
23.8%
まはり
19.0%
しゅうそう
9.5%
まわり
9.5%
すさい
4.8%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あたり
(逆引き)
蛇目の傘をさした若い女の紫の袴が、その
周匝
(
あたり
)
の風物としつくり調和してゐた。傘をさす程の雨でもなかつた。
札幌
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
周匝(あたり)の例文をもっと
(7作品)
見る
めぐり
(逆引き)
扨て例の岩の裂け目を通り越して見ると、こゝは一つの
岩窟
(
いはむろ
)
です。窟の形は劇場の桟敷に似て居て、その
周匝
(
めぐり
)
は急な崖です。
新浦島
(新字旧仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
周匝(めぐり)の例文をもっと
(5作品)
見る
まはり
(逆引き)
さる四辻で、一人の巡査が
恰
(
あたか
)
も立坊の如く立つて居た。其
周匝
(
まはり
)
を一疋の小犬がグル/\と廻つて頻りに巡査の顔を見て居るのを、何だか面白いと思つた。
雪中行:小樽より釧路まで
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
周匝(まはり)の例文をもっと
(4作品)
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▼ すべて表示
しゅうそう
(逆引き)
理智的にその結論が
如何
(
いか
)
に
周匝
(
しゅうそう
)
で正確であろうとも、それが果して本能なる愛の本体を把握し得た結論ということが出来るだろうか。
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
周匝(しゅうそう)の例文をもっと
(2作品)
見る
まわり
(逆引き)
フランツは麻のようなブロンドな髪が一本一本逆に
竪
(
た
)
つような心持がして、何を見るともなしに、身の
周匝
(
まわり
)
を見廻した。目に触れる程のものに、何の変った事もない。
木精
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
周匝(まわり)の例文をもっと
(2作品)
見る
すさい
(逆引き)
途中、和気とか佐伯とか
周匝
(
すさい
)
とかいう小さい村や部落を時々見るほかは、行けども行けどもといった感じである。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
周匝(すさい)の例文をもっと
(1作品)
見る
“周匝”の意味
《名詞》
まわりを取り巻くこと。
すみずみまで十分に行き渡ること。また、そのようなさま。周到。
(出典:Wiktionary)
周
常用漢字
小4
部首:⼝
8画
匝
漢検準1級
部首:⼕
5画
“周”で始まる語句
周囲
周章
周
周圍
周防
周旋
周章狼狽
周瑜
周到
周泰
“周匝”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
石川啄木
ワシントン・アーヴィング
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
有島武郎
森鴎外
吉川英治