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后
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きさい
ふりがな文庫
“
后
(
きさい
)” の例文
ききたまへ、扇に似たる前髪にふさふとあへて云ふならば、われは
后
(
きさい
)
のおん料の牡丹もきらむ、おほきみの花もぬすまむ。食まじ、
木
(
こ
)
の
果
(
み
)
は。
晶子詩篇全集拾遺
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
后
(
きさい
)
の宮此事をきこしめして、むすめを召出しける。此源氏作たる事様々に申伝へたり。参りて後つくりたるなりとも申、いづれかまことならん。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
皇后や
中宮
(
ちゅうぐう
)
やのおそばをつとめる身分高い女房は、時には
后
(
きさい
)
の
宮
(
みや
)
の妹君がつとめられたり、
公卿
(
くぎょう
)
の娘がつとめたりする。
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
残された二人の女房は、
后
(
きさい
)
の宮の時代から女院の傍を片時も離れず奉公した者だけに、別れは一層辛かったらしい。
現代語訳 平家物語:13 灌頂の巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
又七条の
后
(
きさい
)
の
宮
(
みや
)
の女房
武蔵
(
むさし
)
との関係のように、たま/\望みが
叶
(
かな
)
ったかと思えば、その翌日から公用で四五日京都を離れるようなことになり、
而
(
しか
)
も不覚にも女に事情を知らしてやるのを
怠
(
おこた
)
ったので
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
質素に質素にとして目だつことはおやめになったのであるが、宮中、東宮、
朱雀
(
すざく
)
院、
后
(
きさい
)
の宮、このかたがたとの関係が深くて、自然にはなやかさの作られる六条院は、こんな際に最も光る家と見えた。
源氏物語:34 若菜(上)
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
思のまゝのなべてを行ふ
后
(
きさい
)
の宮よ
びるぜん祈祷
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
后
(
きさい
)
ひめ、——名は
須美禮姫
(
すみれひめ
)
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
認め得し小さき
焔
(
ほのほ
)
の
后
(
きさい
)
。
焔の后
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
あゝ好し、
后
(
きさい
)
に
参
(
まゐ
)
る。
焔の后
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
斎
(
いつ
)
かれむほのほの
后
(
きさい
)
焔の后
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
“后(
皇后
)”の解説
皇后(こうごう、en: Empress)、王后(おうごう、en: Queen)は、皇帝・天皇・国王の正妃(正妻)、およびその人物に与えられる称号。
一夫多妻制のもとでは、天皇・皇帝・国王の複数の妻のうち最上位の者となる。
(出典:Wikipedia)
后
常用漢字
小6
部首:⼝
6画
“后”を含む語句
皇后
准后
太后
昭憲皇太后
御后
午后
神功皇后
后土
御母后
准三后
后宮
先后
西太后
呂后
皇后宮
大后
則天武后
母后
光明皇后
后町
...