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友
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ゆう
ふりがな文庫
“
友
(
ゆう
)” の例文
本堂はもとよりひっそりしている。身動きさえ
滅多
(
めった
)
にするものはない。校長はいよいよ沈痛に「君、
資性
(
しせい
)
穎悟
(
えいご
)
兄弟
(
けいてい
)
に
友
(
ゆう
)
に」
文章
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
慈といい、孝といい、
悌
(
てい
)
といい、
友
(
ゆう
)
というが如き、即ちこれにして、これを総称して人生
居家
(
きょか
)
の徳義と名づくといえども、その根本は夫婦の徳に
由
(
よ
)
らざるはなし。
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
十一月二十三日毅堂の長女
友
(
ゆう
)
が
夭死
(
ようし
)
した。谷中
三崎
(
さんさき
)
の天竜院に葬られて玉梢童女と法諡をつけられた。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
このばあい、
貸借
(
かしかり
)
なんて
問題
(
もんだい
)
のありようはずがないさ。ほかのにんげんどうよう、きみは自由だよ。きみの
幸運
(
こううん
)
にたいして、わたしはひじょうに、よろこんでいる。きゅう
友
(
ゆう
)
、まあ、かけたまえ。
影
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
お初は、長火鉢の前の、派手な
友
(
ゆう
)
ぜんの座ぶとんにべたりと坐って
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
▼ もっと見る
もっともたった三十分の間に
資性
(
しせい
)
穎悟
(
えいご
)
にして
兄弟
(
けいてい
)
に
友
(
ゆう
)
なる本多少佐を
追悼
(
ついとう
)
するのは多少の困難を伴っている。
文章
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
鷲津毅堂は安政戊午の秋その妻佐藤氏を喪いやがて継室川田氏を
娶
(
めと
)
ったのであるが、その年月を詳にしない。しかし長女
友
(
ゆう
)
の生れた後、この年文久辛酉の九月四日には次女
恒
(
つね
)
が生れた。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「
資性
(
しせい
)
穎悟
(
えいご
)
と
兄弟
(
けいてい
)
に
友
(
ゆう
)
にですね。じゃどうにかこじつけましょう。」
文章
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“友”の意味
《名詞》
(とも)自発的に行動を共にしようとする、親族もしくは配偶者又は恋愛関係にある者以外の人間関係。
(出典:Wiktionary)
“友(
友情
)”の解説
友情(ゆうじょう)は、「知人」より関係性が深い非親族相手である「友だち」と呼ばれる人間関係間の感情、思いやる心のこと。友同士の間に生まれる情愛。
(出典:Wikipedia)
友
常用漢字
小2
部首:⼜
4画
“友”を含む語句
朋友
親友
友達
友情
友誼
友染
硯友社
友人
海北友松
友仙
御朋友
友輩
級友
友禅
畏友
友禅縮緬
大友
亡友
友禅染
友禪
...