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人一倍
ふりがな文庫
“人一倍”の読み方と例文
読み方
割合
ひといちばい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひといちばい
(逆引き)
處
(
ところ
)
が、
一夜
(
いちや
)
あけて、
晝
(
ひる
)
に
成
(
な
)
つても
歸
(
かへ
)
らない。
不斷
(
ふだん
)
そんなしだらでない
岩
(
いは
)
さんだけに、
女房
(
にようばう
)
は
人一倍
(
ひといちばい
)
心配
(
しんぱい
)
し
出
(
だ
)
した。
夜釣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
此
(
この
)
男
(
をとこ
)
は
正直
(
せうじき
)
だから、
猛狒
(
ゴリラ
)
退治
(
たいぢ
)
の
手柄話
(
てがらばなし
)
は
勿論
(
もちろん
)
、
自分
(
じぶん
)
の
大失策
(
おほしくじり
)
をも、
人一倍
(
ひといちばい
)
の
大聲
(
おほごゑ
)
でやツて
退
(
の
)
けた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
……
案内者
(
あんないしや
)
に
雇
(
やと
)
はれるものが、
何
(
なに
)
も
知
(
し
)
らない
前
(
まへ
)
に
道案内
(
みちあんない
)
を
為
(
し
)
たと
言
(
い
)
ふも
何
(
なに
)
かの
縁
(
えん
)
と
思
(
おも
)
ふ。
人一倍
(
ひといちばい
)
精出
(
せいだ
)
して
捜
(
さが
)
さうから
静
(
しづ
)
かに
休
(
やす
)
め、と
頼母
(
たのも
)
しく
言
(
い
)
つて、すぐに
又
(
また
)
下階
(
した
)
へ
下
(
お
)
りた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
人一倍(ひといちばい)の例文をもっと
(3作品)
見る
“人一倍”の意味
《名詞・形容動詞》
普通の人の倍。普通の人以上であるさま。
(出典:Wiktionary)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
倍
常用漢字
小3
部首:⼈
10画
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泉鏡太郎
泉鏡花