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一膝
ふりがな文庫
“一膝”の読み方と例文
読み方
割合
ひとひざ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとひざ
(逆引き)
出家は、上に
何
(
なん
)
にもない、
小机
(
こづくえ
)
の前に坐って、
火入
(
ひいれ
)
ばかり、
煙草
(
たばこ
)
なしに、灰のくすぼったのを
押出
(
おしだ
)
して、自分も
一膝
(
ひとひざ
)
、こなたへ進め
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
抗弁をしようとして御面師は
一膝
(
ひとひざ
)
乗り出したのだが、自分もやはり担がれる部の補欠になっているのかと気づくと、舌が
吊
(
つ
)
って言葉が出せぬらしかった。
鬼涙村
(新字新仮名)
/
牧野信一
(著)
ぐっと
一膝
(
ひとひざ
)
乗り出した歌麿の眼は、二十の男のような情熱に燃えて、ともすれば相手の返事も待たずに、その釣鐘型の乳房へ、手を
触
(
ふ
)
れまじき様子だった。
歌麿懺悔:江戸名人伝
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
一膝(ひとひざ)の例文をもっと
(11作品)
見る
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
膝
常用漢字
中学
部首:⾁
15画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥
“一膝”のふりがなが多い著者
邦枝完二
本庄陸男
橘外男
泉鏡花
吉川英治
夢野久作
牧野信一