“飛鳥川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あすかがは50.0%
あすかがわ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飛鳥川あすかがは明日あすをも俟たで、絶ゆるもなく移り變る世の淵瀬ふちせに、百千代もゝちよを貫きて變らぬものあらば、そは人の情にこそあんなれ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
つたが、うつかりれられない。で、ちよこんと湯船ゆぶねへりあがつて、蝸牛まい/\つぶりのやうに這𢌞はひまはる。が、飛鳥川あすかがはふちつても、はなか/\ぬるくはらぬ。
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そうしてその上で「人の心は飛鳥川あすかがわ、変るは勤めのならひぢやもの」という懐疑的な帰趨きすう
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
つぎに天皇は、むかしお兄上とお二人で大和やまとからおげになる途中で、おべんとうをうばい取った、あのししかいの老人をおさがし出しになって大和やまと飛鳥川あすかがわ川原かわら死刑しけいにお行ないになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)