“川原”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわら60.7%
かはら32.1%
かははら3.6%
かわばる3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれは、それによろこびをかんじながらも、ここへは、いつまたこられるだろうかとおもうと、なんとなく、川原かわらにわかれるのが、おしまれたのでした。
雲のわくころ (新字新仮名) / 小川未明(著)
見晴らしが好く、雲がしきりに動いてゐる山々も眼下になり、その間を川が流れて、そこの川原かはらに牛のゐるのなども見えてゐる。
遍路 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
ぬばたまの のふけけば、楸生ひさぎおふるきよ川原かははらに、千鳥ちどり頻鳴しばな
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
筑前糸島郡怡土いと村大字川原かわばるには、山神山の中に東蹈鞴ひがしたたら・西蹈鞴という地があって、その辺の田を耕せば往々にして鉄屑が出たという(筑前続風土記拾遺)。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)