“頭挿”の読み方と例文
旧字:頭插
読み方割合
かんざし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼奴め頭の傷を説明する事が出来んで頭挿かんざしで突たなどとくるしがりやがるぞ此方は一目見た時からチャアンと見抜てある所持品の無い訳も分って居るは
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
医者は槌で叩いたと云いますし、谷間田は其前に頭挿かんざしでゞも突ただろうかと怪んで居ますが両方とも間違いです、何よりさきに丸く凹込めりこんで居る所に眼をとめねば成ません
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
下さければ髪の毛をつかまれる筈が無い是は必ず男が死物ぐるいに成り手に当る頭を夢中でつかんだ者だそれで実は先ほどもアノ錐の様な傷をしや頭挿かんざしで突たのでは無いかと思い一寸ちょっと君の心を
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)