霊魂みたま)” の例文
旧字:靈魂
わたくしすこどく気味ぎみになり、『すべては霊魂みたま関係かんけいから役目やくめちがうだけのもので、べつ上下じょうげがあるわけではないでしょう。』となぐさめてきました。
霊魂みたまの救はれる事の為めに肉体の死苦を甘んじると云ふ事がやがて死の讃美に思はれ
二千六百年間歴代 至尊の御念願を継ぎ給うて来られた、この世のものとは思はれぬ霊魂みたまの調べを拝し 天皇とはまさにかくのごとき御存在であらせられたのかと驚嘆を禁じえなかつたのだ。
君臣相念 (新字旧仮名) / 亀井勝一郎(著)
それになんとも致方いたしかたのないのはそれぞれの霊魂みたま因縁いんねん、めいめいきちんとてられた境涯ところがあるので、たとえ親子おやこ夫婦ふうふ間柄あいだがらでも、自分勝手じぶんかって同棲どうせいすることはできませぬ。