“陵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みささぎ37.5%
りょう25.0%
はか12.5%
おか6.3%
みさゝぎ6.3%
みはか6.3%
をか6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この里ちかき白峯といふ所にこそ、二〇新院のみささぎありと聞きて、拝みたてまつらばやと、十月かみなづきはじめつかた、かの山にのぼる。
そして、命のごりょうをお作りになって、そのぐるりの田の中にしまろんで、おんおんおんおんと泣いていらっしゃいました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
かれ日子穗穗出見の命は、高千穗の宮に五百八拾歳いほちまりやそとせましましき。御はかはその高千穗の山の西にあり。
初夏の自然はことごと鬱陶うっとうしい緑で、おかは浮き出て、林は無限に暗く拡がっていた。
不思議な鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
当光山金岳寺といふ。真言宗なり。旧年わざはひにかかりて古物存するものなし。茅葺仁王門あり。金剛力士は雲慶の作といふ。松五本ありて五輪塔存す。これ聖武のみさゝぎなりといふ。此日暑甚し。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
かれその水門みなとに名づけての水門といふ。みはかは紀の國の竈山かまやまにあり。
我等高きをか上縁うはべり、山の腰のひらけしところにいたれるとき、我いふ。わが師よ、我等いづれの路をえらばむ。 三四—三六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)