“丘陵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうりょう61.5%
きうりよう15.4%
おか11.5%
をか3.8%
きゆうりよう3.8%
メサ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしたちの前には底知そこしれぬ黒い森が横たわっていた。わたしたちをつつんでいる両側りょうがわ丘陵きゅうりょうもやはり深い森であった。
わたしりあのSさんのやうにみなさんにもうおわかれです、でもねわたしいまおほきなおほきな丘陵きうりようのやうに、安心あんしんしてよこたはつてゐますのよ。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
丘陵おかの間を走ったり、入江のふちを走ったりしていると、一軒の家が星の下に見えました。二人はその戸を叩きました。
宇賀長者物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
やが鐵車てつしやいきほひよく進行しんかうはじめると、櫻木大佐さくらぎたいさをはじめ三十餘名よめい水兵すいへいども歡呼くわんこげて、十數町すうちやうあひだ吾等われら首途かどで見送みおくつてれたが、つひに、ある丘陵をかふもとわかれげ、吾等われらひがしへ、彼等かれら西にし
ところがまたこの博物館はくぶつかんのすぐそばにスカンセンといふ丘陵きゆうりようがあつて、それが野外博物館やがいはくぶつかんになつてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
この土地に特有な沈堆性ちんたいせい丘陵メサが甚だしい侵蝕作用のために、一見塔か寺院のような異形いぎょうの姿をして立っている。それは支那の古書にある「太古の竜城の廃墟」の記事と一致するということである。
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)