“武陵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶりょう75.0%
ぶりよう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして七十歳にでもなったらアルプスの奥の武陵ぶりょうの山奥に何々会館、サロン何とかいったような陽気な仙境せんきょう桃源とうげんの春を探って不老の霊泉をくむことにしよう。
銀座アルプス (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
東晋とうしん太元たいげん年中に武陵ぶりょう黄道真こうどうしんという漁人ぎょじんが魚を捕りに出て、渓川たにがわに沿うて漕いで行くうちに、どのくらい深入りをしたか知らないが、たちまち桃の林を見いだした。
春霞むここに花咲き我が居らば武陵ぶりよう桃源たうげんの思あるべし
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)