“附馬牛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つくもうし80.0%
つきもうし20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
附馬牛つくもうしの谷へ越ゆれば早池峯はやちねの山は淡くかすみ山の形は菅笠すげがさのごとくまた片仮名かたかなのへの字に似たり。この谷は稲熟することさらに遅く満目一色に青し。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
河童かっぱ、猿、狼、熊、狐のたぐいより、昔々の歌謡に至るまで、話題すべて一百十九。附馬牛つくもうしの山男、閉伊川のふちの河童、恐しき息をき、怪しき水掻みずかきの音を立てて、紙上を抜け出で、眼前にあらわるる。
遠野の奇聞 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
陸中国閉伊郡附馬牛つきもうし村字生出おいでという山里に万治と磐司という二人の狩人があった。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)