“つくもうし”の漢字の書き方と例文
語句割合
附馬牛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここには今でも安倍貞任あべのさだとうの母住めりと言い伝う。あめるべき夕方など、岩屋いわやとびらとざす音聞ゆという。小国、附馬牛つくもうしの人々は、安倍ヶ城のじょうの音がする、明日あすは雨ならんなどいう。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ここには今でも安倍貞任あべのさだたふの母住めりと言ひ伝ふ。雨の降るべき夕方など、岩屋の扉をとざす音聞こゆといふ。小国、附馬牛つくもうしの人々は、安倍が城の錠の音がする、明日は雨ならんなどいふ。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
四方の山々の中に最もひいでたるを早池峯はやちねという、北の方附馬牛つくもうしの奥にあり。東の方には六角牛ろっこうし山立てり。石神いしがみという山は附馬牛と達曾部たっそべとの間にありて、その高さ前の二つよりもおとれり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)